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彼女さんにリュックを作ってあげました。

 はじめ生地は吉祥寺の輸入物の生地屋さんで探していたのですが、彼女さんのお眼鏡に適うものがなく、結局ネットでハギレを注文する形になりました。結果的にはとても気に入った生地が見つかったようなのでまさに結果オーライ。
 フラップ(ふた)につけたボタンは飾りボタンで、こちらは日暮里繊維街にある輸入ボタンの専門店で二人で選んだものです。実際にはマグネット式のスナップでふたは閉じられます。
 口はヒモを引き絞ることで閉じる形式にしました。ハトメが良いアクセントになってるような気がします。私はそう信じて止まない。

 クライアントからの要望に基づき
 ・外側に財布など頻繁に出し入れする小物を入れるためのポーチ状のポケット(ファスナーで開閉可能)を縫いつけ
 ・側面にiPhoneやパスモなど薄い物をいれるポケットを縫いつけ
 ・側面ポケット上辺にe-passケースやパスモケースの紛失防止用チェーン取り付け用のDカン(D字型の金具)を縫いつけ
 ・メインの収納スペース内に小さいポケットを縫いつけ
 ・中腹部をレースで装飾
 の5つの一工夫を盛りこんであります。サービス精神旺盛。

 それから肩紐には負担軽減とデザイン上の都合でパッドをつけました。彼女さんが選んだ生地はここにもあつらえてあります。
 リュックには欠かせないフックにかけたり手で持ったりするための取っ手ももちろん上部につけました。
 ラミネート加工された生地に接着芯を貼りつけた帆布を縫いあわせた物で作ってあるのでかなり丈夫です。また大容量でもあるのでたくさん物を詰め込めます。

 柄生地を使うのは初めてだったので、柄をどうデザインに活かすか試行錯誤したり滑りの悪いラミネート加工生地に苦しめられたりしつつ、デザイン→型紙→裁断→縫製まで全部込みでだいたい十数時間から二十時間程度かかった力作だっただけに、たいそう喜んでもらえて私の方もとても嬉しかったです。