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 私が通っている大学の近所に、東欧やロシアを始めとしたヨーロッパの雑貨を取り扱う雑貨店があると前々から聞いていたのですが、昨日ついに行ってまいりました。リンクは下記↓

  本郷にある小さなヨーロッパ雑貨店 mitte


  ACCESSのページには「1Fに鳥よしさんのあるビル」とありますが、現在はお店が変わってました。
 でもなんか相変わらず鶏を扱ってる飲み屋だったので居抜きか屋号変えただけかもしれませんね。

 「三菱東京UFJ銀行本郷支店の向かって右隣のビルの4階」と言った方がここらに土地勘のある人にはわかりやすいかも。

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歩道にこんな可愛い看板が。すぐ脇にフライヤーも置いてあります。
 店内は狭く、ごちゃっとしていて、まるでオモチャ箱。
 何だコレ!と興味を惹かれるもので溢れかえっていて、居るだけで楽しくなってしまいます。


 店頭にいらした女性の方はとても気さくで、
 「彼女へのプレゼントに可愛いマグカップが欲しい」
 と伝えるとオススメを教えてくれました。それが冒頭のカップです。
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こんな可愛い箱に梱包してくださいました。煙突までついてて実に芸が細かい。
子どもが喜びそうです。
現に私は子どもなので大喜びです。

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このツボのような形状と素朴なようで細かい絵付けが気に入って購入。店員さん曰く飲みやすいそうです。
ポーランド製、1850円でした。 
 

 ついでに店内に無造作に置いてあった(後述する展示会の関係で陳列が追いついていないそうです) 旧ソ連軍のファーストエイドキットも購入しました。
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 存在は知っていたのですが中身入りの現物を見たのは初めて。
 外箱はビクトリーショーで目にしたことがありましたが、中身入りは初めてお目に掛かりました。

「これいくらぐらいにしたら良いのかわかんないんですよねー。んーじゃあ『青年の家出展』の入場料込みで1700円で良いですよ」
と言われたので購入。実質1500円ですね。
あとで調べてみましたが概ね適当な値付けをしてくださったようです。 
 
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中身はこんな感じ。オマケ(買った覚えはない)でソ連製のカミソリ刃をつけてくださいました。
中の薬品は長く保管されているうちに揮発してしまったのか、それとも捨てられたのか使用済みなのか、ともかく入っていません。
このアイテムについて詳述した記事を寡聞にして知らないので、なけなしのロシア語力で説明書きの和訳でもしてみようかなと思います。

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カミソリ刃。
cnymHuk…クニムフク?と読めますが、これはキリル文字の筆記体由来の字なので全然違う読み方をします。 
 ブロック体で書くとСпутник、ラテン文字に転記するとSputnik。そう、スプートニクです。(たぶん)
世界初の人工衛星、スプートニクに因んだのか、はたまた原義である「道連れ」「旅仲間」を意味するのか…。

そうそう、余談ですが、東大の前期教養にいたころ、ロシア語部会だかの古株の教授が
「スプートニクの打ち上げが成功してから、理系のロシア語履修者が大きく増えた」
とおっしゃっていました。
宇宙やロケット工学なんかについてのロシア語文献読めたらいいな、なんて思ってたんでしょうか。

さらに余談ですが、今年はフィギュアスケーターのリプニツカヤ選手の影響なのか更にロシア語履修者が増えたそうで、ロシア語部会の教諭をして
「リプニツカヤはロケットを超えた」
と言わしめたとかなんとか…。


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中身。1968年製、厚さは0.08mmってことでしょうか。
こういう自分より年上の道具を手にすると、一体これはどんな来歴を経て私の元にやってきたのだろう、コレ作った人はもう亡くなっているのかな、コイツは私のような若造に使われてどう思ってるのかな、なんて柄にもなくセンチメンタルな気持ちになります。 

超楽しかったのでまた何か買いに行こーっと!!
 
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 さて、買い物レポートはこんなところにしておいて、実は今日こちらのMitteに行ったのにはもう一つ理由がありました。
 Mitteが入っているのの下の階で「青年の家出展」という展示会がやっていたのです。

 かのご高名な東側フリークの漫画家、速水螺旋人先生がツイッターでRTしてらしたのを目にして、面白そう!と行ってみたのであります。

 レプリカではない、当時印刷された本物のポスターが無数に展示してあり、本当に見応えがありました。
 壁一面プロパガンダポスターで真っ赤っ赤ですさまじい迫力ですよ。少しでも興味があるならマスト行くべし。
 入場料200円なんて安い安い。

 共産主義たけなわの頃のプロパガンダポスターももちろんカッコよかったのですが、ペレストロイカ期に作られた「平和」「軍縮」「自由な意見」を喧伝するようなポスターまでありました。初めて見た…というか初めて知った…。

 これから行くという方の楽しみを削いでしまってもいけないしお金取ってる展示会なので写真は載せられませんが、おそロシ庵さんがレポートを書いていらっしゃいました。
 本郷の小さな雑貨店Mitteで行われている「青年の家出展」に行ってきた - おそロシ庵


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(これだけは載せさせてください!!問題あったら消します!!)
 砲兵の持ち物だったと思われる略帽なんてモノも。
くっついている盾の形のエンブレムは、本来左の二の腕につける部隊章(これは砲兵部隊のもの)なので、退役後に改造して記念品にしたものでしょうか?
この裏側には 記念バッヂの類がジャラジャラついていました。被りにくそうです。
奥の新聞はゴルビーについての記事。これまたレア物だそうです。


  他にもペレストロイカ期のロシアを『青年の家出』著者の山田氏が旅した時の写真や日用品、お金などなど当時の息吹が感じられる様々なものが展示してありました。

 展示してあるモノそれ自体は言うに及ばず、店員さんや来ているお客さん(物好きな(暴言)方々ばかりですから話合いますよ!たぶん!)とのコミュニケーションも楽しいです。
 今まで知らなかったロシアの一面に触れられること請け合い。 
 ロシアに興味のある人なら必ず楽しめる展示会ですので、是非是非行きましょう。


 本郷に上がってきた東大のロシア語履修者ども!!お前ら折角大学から近いんだから行っとけよ!! というわけで友人連中にステマしようと思います。