※勘違いする方がいるといけないので先に書いておきますが、ここで言う「超国家主義者」とは「コール・オブ・デューティ モダン・ウォーフェア」というゲームシリーズに登場する架空の組織を指しています。真面目な目的で調べていてここにたどり着いてしまった方には申し訳ないですが戻るボタンを押して他のサイトをご覧ください。※

 さて、コスプレするにはやっぱりコスプレしてやろうというキャラに対する思い入れが大切。
 そんなわけでMWシリーズ通しての悪役、 超国家主義派について考察してみたいと思います。
 考察 というか、日本語wikiより設定等の記述が充実している海外wikiの該当ページを抜き書きしている感じです。 
 該当ページは
 Ultranationalists - The Call of Duty Wiki - Black Ops II, Modern Warfare 3, and more!
 ココ!なにか事実誤認を招く致命的な誤訳等あればコメントで指摘してください。

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・超国家主義派(超国家主義者)とはなんぞや
  超国家主義派とはソ連時代への回帰を望むロシアの革新政党・軍事組織のこと。
 しかも「ロシアの衰退は西側によってもたらされている!民族の誇りが汚されたのは為政者が西側に擦り寄ったからだ!」というような西側憎しの感情を持った人びとです。
 なかでもアメリカとイギリスを主要な障害だと考え、超国家主義者に与しないロシア人もまた同様に障害だと考えています(CoD4では当時の政府側に着いたloyalistってのが出てきましたよね)。
 そんだけならまだ良いんですが、こいつらはその活動の資金源を犯罪行為に求めていました。
 また武器はアレハンドロ・ロハスやイムラン・ザカエフのような武器商人たちから手に入れていました。
 武器商人だったザカエフは後にこの政党のリーダーシップを取ることになります。さらに死後は神格化されて銅像まで建てられるわけですが…。



・超国家主義派の組織の変遷
 作品が進むにつれて、超国家主義派の組織の性格と構図は大きく変化して行きます。
 その組織の変遷について時系列に沿って考察すると共に、出現する敵兵の所属もハッキリさせたいと思います。

 ・CoD4
  イムラン・ザカエフを首魁として、カレド・アル・アサドなどを始めとした国外の反米テロ組織などと連携しながら、一丸となって政府擁護派との内戦を闘ったものの、CoD4ラストでリーダーだったイムラン・ザカエフはSASとUSMCによって殺されてしまいます。
  この時に主人公達が戦っていた兵士達は、ザカエフ率いる超国家主義派の私兵集団だったと考えられます。


 ・CoD4〜MW2
  ザカエフの死後、超国家主義派は真っ二つに分かれます。
  ひとつは「ザカエフの影」ことウラジミール・マカロフを首魁とする過激派、
  もうひとつはボリス・ワルシャフスキーを首魁とする穏健派(こちらが主流派)。
  結果的には穏健派が党の主導権を握り、超国家主義派政党が政権を獲得すると、ボリス・ワルシャフスキーが大統領の座につきます。


 ・CoD: MW2
  MW2では国家の主導権は完全に超国家主義派の手に落ちており、かつての指導者イムラン・ザカエフは元違法武器商人の犯罪者だったくせに"Герой новой россии"(新ロシアの英雄)として祀り上げられ、馬にまたがってる銅像まで建てられちゃいます。サンクトペテルブルクのピョートル大帝か。
  MW2冒頭のシェパードのモノローグからも読み取れますが、英米にとってしてみればこの上なく最悪の展開になってしまったわけです。肩入れしたloyalistが負けてしまって、しかもその肩入れによって敵意を増大させたテロ組織が政権を握っちゃったわけですから。

  MW2では過激派と穏健派の対立は起こっていないか、少なくとも決定的にはなっていません。前掲のCoDwikiによれば、ACSモジュールを奪い雪中の基地に収容・解析していたのはワルシャフスキーの私兵だったそうです。このACSモジュールの奪取とマカロフによる空港襲撃がアメリカ侵攻の布石となっているわけですから、この時点で二派は協調関係にあったのでしょう。

  また前述の通り、MW2においてロシアの政権を握っているのはワルシャフスキー率いる超国家主義派です。政権を握るということは取りも直さずロシア全軍をも掌握しているということになります。ロシアの憲法の内容は知りませんがたぶんあの国も文民統制ですよね…?
  CoDwikiやマルチプレイではロシア軍=超国家主義派のように扱われていますが、実際のところ彼ら兵士の思想は必ずしも超国家主義では無いと思われます。
  つまり、MW2においてアメリカに侵攻してきたロシア空挺軍は、正規軍であって超国家主義派の私兵ではないということです。
  あくまで政府の命令に従って軍隊が動いているというだけなのでしょう。


 ・CoD: MW3
  MW3になるとマカロフワルシャフスキーは対立します。(TURBULANCEで描かれていたように)和平に動こうとし始めていたワルシャフスキーに対し、マカロフは(ザカエフの遺志に従い)あくまでも西側諸国を破滅させることにこだわります。
  そこで徹底的に相手を潰そうとはしないワルシャフスキーに業を煮やしたマカロフは、ワルシャフスキーとその娘を誘拐して核兵器の発射コードを吐かせ、敵国へ核兵器を叩き込もうと考え、実行に移したわけです。ご存じの通りその野望は主人公達の活躍で阻止されました。
  そして最終的にはプライスとユーリによってマカロフは縊り殺され、ザカエフとその遺志を受け継いだマカロフの西側打倒の野望は完全に潰えたわけです。

  MW2と同様、MW3で対決するロシア軍も、やはり正規軍であって超国家主義派の私兵ではありません。
  またGOALPOSTのブリーフィング?で聞こえてくる「テロじゃなくて攻撃だ」というような内容の通信からして、化学攻撃も正規軍の手によるものと考えるのが自然でしょう。



・インナーサークルって何者?
 さて、以上つらつらと超国家主義派について述べてきましたが、じゃあインナーサークルって何者なの?というのが気になってきます。
 作中ではっきりとその名が出てくるわけでもなく、マルチプレイで出てくるだけ。しかもなんか超国家主義派とは別物らしい。MW3のマルチプレイヤーで聞こえてくる「フレンドリープレデターミッソーインカミン」というアナウンスがちょっと舌足らずで可愛い(プレデターって言えてない)こと以外、一切が謎です。

 インナーサークル(Inner circle)という英語を辞典で引いてみると、そのまま「親衛隊」という訳が出てきます。
 またロシア語版CoDwikiではЛичная охрана Макарова(リーチナヤ・アフラーナ・マカローヴァ)とか、Личные силы Макарова(リーチナヤ・シールィ・マカローヴァ)とか書かれています。
 どちらにしろ「マカロフの親衛隊」という意味です。
 ロシア語の文章を読めるほどのロシア語力は無いので英語wikiの文章でお茶を濁しますが、それによると「マカロフに味方するテロリストの一派の公式名称」だそうです。
 要するにMW2の頃に真っ二つに分かれた超国家主義派のマカロフ=過激派側 の私兵集団というのがその正体のようです。
 つまり、Loose endsやDust to dustで戦ったあの連中がインナーサークルだということなのでしょう。



・まとめ 
 これが超国家主義派及び インナーサークルについての英語Wikiをもとにした考察になりますが、最後にMWシリーズで戦ってきた組織の関係についてまとめましょう。

 CoD4で戦ったのは超国家主義派の私兵(正規軍ではない)
 MW2でTF141が戦ったのは超国家主義派の私兵(ワルシャフスキー私兵?とマカロフ私兵)、レンジャーが戦ったのはロシア正規軍(政権与党たる超国家主義政府の命令に基づいて行動)。
 MW3でプライス一行が戦ったのはマカロフの私兵(とその協力者・私兵)、SASやデルタが戦ったのはロシア正規軍(政府の命令に基づいて行動)

 大雑把なまとめ方ですが、概ねこれで合ってると思います。たぶん。
 さて、ではコスプレの仕上げに戻ります。